真夏のクリスマスツリーinメコン川

《ベトナム旅行記・2日目後編》
※途中たくさんのハチと大きなヘビが登場します。
苦手な方はご遠慮くださるか画面を遠ざけてプリーズ※

さあ、いよいよホーチミンから
ショートトリップの時間です！


ツアーのお客さんは
私たちを入れて全部で3名（少なッ！）
5月の最初はすごかったと
ガイドさんは教えてくれました。

さて今回申し込んだのは
メコンデルタ１dayツアー。

ツアーの最後には私が今回の旅で
もっとも楽しみにしていたものが。


ホーチミンをあとにして
向かった先は
メコンデルタの一角にある
川辺の町・ミトーです。

車に乗って1時間半ほどかかるそうで
しばらくはドライブを楽しみます。



この時間帯多くのベトナム人は昼休みで
だいたい2時間は休むそう。
その間は道路のバイクもグッと減り
移動するにはもってこいなんだとか。

で、ベトナムの人たちは
どうやって休むのかというと
ハンモックなんですって、ハンモック♪

だから『ハンモックカフェ』が
あちこちにあるんですよ、と教えてもらってから
ハンモックが目に付く目に付く！



お昼を食べたらそのままハンモックでお昼寝･･･。
あぁそれ、絶対きもちいいだろうなあ。


車でグングン進むことしばらく。
ガイドさん＋ミーの会話が続く中（！）
目的地のミトーへ到着です。




ジャングルのような中を歩き
出迎えてくれたのは
たくさんのフルーツでした！




ハワイで食べるフルーツも大好きですが
こちらのフルーツ達も
それぞれに甘みがギュッと濃縮されて
バナナなんかね、日本では絶対食べられない味で！
バナナが嫌いな人にも
一口だけ食べてみてもらいたいです！

そんなことを思いつつ
たらふくフルーツを堪能したあとは、
お次は船に乗るんですって！（キャ！）




・･･やべー！楽しそうすぎる！！！


貸してもらった帽子を
率先してかぶり（！）
ワクワクを抑えながらいざ乗船！



ゆっくりとボートが動き始めます！

あぁ！このコーヒー牛乳のような川！

手を入れてみたら、
冷たくも、あたたかくもない水温で（ホント）
水そのものは綺麗です（これまたホント）




先頭はガイドさん、
後方にはお母さん風の女性が
手でこいで船は進みます。

このギーコギーコと船を漕ぐ音と
チャプンチャプンと水の音。

風に木が揺れてる音や
聞いたことのない鳥の鳴き声、
そして時々耳に入る後ろのお母さんの
ため息が入ったような息遣い。
「パパジ、変わってあげなYO！」と
何度口に出しそうになったことか！爆）

そんな静かな空間をとても贅沢に感じ
私は鼻を思いっきり広げて呼吸したあと
耳はMAXで澄まし、とにかくこの瞬間を
体いっぱい感じることに集中しました。





しばらくしてボートは船着場へ。

次の目的地へと到着したようです（チェーッ）




降りたその足で、ガイドさんが
「こっち、こっち」と。

なんだなんだと駆け寄ると
一つの箱の前で止まりました。




フタを開けて
なにか引っ張ったと思ったら･･･




きゃおー！
こ、これは、はちの巣！！！？




あまりの至近距離にビビッたら
ガイドさんったら蜂がたくさんいる中に
指を突っ込みハチミツをなめたではありませんか！！

･･･アチシも、やる！！！（フンガ！）

こんな機会はなかなかありまへん！

ガイドさんに指をおさえてもらって
ゆっくりと･･･、


ぷに。

･･パァァァッッ！！！！

私の周りに、どのくらいの花が咲いたでしょうか！

なんて美味しいんでしょう！天然のハチミツッ！！

あまりの衝撃に
お一人で参加されてる女性にも
食べてみたほうがイイですよ!と
モーレツに薦めた私！
当然そのあと共に感動ですよ！（ビシィッ！）

興奮冷めぬまま
続いてはココナッツキャンディ工場の見学です。

昔ながらの製法で全て手作りだそうです。




出来たてアツアツのキャンディが美味しく
ピーナッツ味と合わせて購入してきました。

そうそうハチミツ茶もいただきました。



ハチミツと金柑をしぼった所に
お茶が入るのかな。
サッパリとしてて女性は好きな味に違いないッス。

と、今度はガイドさん、
なにやら首に巻きながら
こちらへ向かってきました。

･･へ、ヘビさん！ニシキヘビ！！




ヘビが大の苦手のパパジは あっちゅう間にいなくなり
私ともう一人の女性で
ヘビさんにちょっかいを出します。

ガイドさんが一緒に写真を、と せかすもんで
首に巻いて記念撮影！（あひゃ！）


えぇえぇ、なんでもやりますよ。

ちょっとヒンヤリ、
ずっしりとその重みも感じつつ
とてもおとなしい初へびさんは、
お顔も可愛かったです。


よしよし。

なんていうのかな、ここにいる動物、
さっきの蜂もそうだけど
『自分のする仕事』みたいなことを
理解しているように思えました。
みんな頑張って生きてる、本当にそう思えました。




ワンコに囲まれる、の巻。

ベトナムは犬も食するそうです。

お次はさらに場所を移動し
ディナータイムのお時間です。

すでにテーブルセッティングがしてあり
席についてドリンクを頼んだら
続々とお料理が運ばれてきました！



このお魚、名物の
エレファントフィッシュです！！！
残念ながらエレファントホンマグロでは
ありません！キャプテン！（←誰？）

こんがりと美味しそうな
エレファントフィッシュくんは
きよしくん（勝手に命名・赤いシャツがよく似合う）が
サササッと他の野菜も一緒に
生春巻きにしてくれます。






ベトナムの生春巻きの皮は
タイのもっちりタイプと違って
水につけるのはサッとでいいんですよね。
霧吹きでもいいそうですが
本当にサササッとくぐらせていて
きよしくん、勉強になりました。

肝心なお味はというと
臭いイメージで食べたのに
淡白でプリッとした白身のお魚、
クセは全くありません。



この食事の時間、かなりの時間があったので
一人参加されてた女性の方と
色々話すことが出来ました。

この方、あきさんはなんと
ハノイにお住まいだそうで！
明日、仕事でホーチミンで会議があるついでに
前泊してこのツアーに参加したと。

ハノイにも興味があった私は
なんてご縁なんでしょう、と
嬉しくなりました！

ハノイはもっと静かで
時間もゆっくりだそうです。
ホーチミンであるような怖いこともないと。
ご年配の方も結構多いそうで
ハロン湾は綺麗だよ、とも教えてもらいました。

ベトナムについて色んなことを教えてもらったら、
今度は私が日本の話をする番となり
日本の食べ物が恋しくなったあきさんは
「卵かけご飯が食べたい！」と言っていました。

こういう旅先で出会う縁って
嬉しくなります。
神様、ありがとう。


私たちが話し込んでいると
そろそろ最後の目的地へ行こうと
ガイドさんが再びやってきました。

今度はエンジンボートに乗って移動するのですが
もう少し暗くなってから動きたいとのことで
ボート乗り場でしばし時間をつぶしてから
船に乗り込みました。


この待ってる間、川の色の変わっていく様が
それは見事でした。


さあ、いよいよ待ちに待った時間です！


今回の一番のメインはね、
ホタルです！ ホタルクルーズ！！

ベトナムでは一年中ホタルを見れるそうで
このツアーを発見したときは
「コレだ！」とヒトメボレでした。。


･･ところが、日もすっかり暮れて
あたりもいい感じで暗くなったのに
川の向こうで稲妻が光り始めました。

こ、こ、これはもしや、スコール！！？

万が一雨が降ってもいいように
ゴミ袋は用意してきましたが
少しでも雨が降ったら
ホタルは見れないとのこと。

ガイドさん！
この感じでは雨、降りますか！？と質問したら
肝心のガイドさん、目を合わせてくれません（びえーん）

あきさん曰く、彼はだいぶ前から
分かっていたはず、と言っています。

ここまで来たら
あとは運に任せるしかないと
雨が降らないことを願いつつ
ボートのエンジンがかかりました。




この辺りにはホタルがたくさんいるそうで
しかもそれはマングローブの木にだけ
生息するんですって。

その、ホタルが一斉に光る姿がね
クリスマスツリーもビックリな美しさなんだそうです。

あぁ、天然のクリスマスツリーを
どうか見ることができますように！と祈っていると
木暗がりの中で小さな光を
見つけることができました。

ピカッ！ピカッ！（notピカチュウ）

ウォォォォ！2匹だけでも
キラキラ光る姿に大興奮！点滅が早い！
それにオレンジに近いような
ハッキリとした色です！

ガイドさんと船頭さんは何やら話して
どうやらポイントまで向かうことにしたようで！

グングン進む船と一緒に
ドキドキも高鳴ります！

空には星も輝き始めました！

しばらく進みエンジンの音も静かになり
川岸へボートが少しづつ近づきます。

すると、どうでしょう！！！

・・･ あ！ あ！！ あ！！！


クリスマスツリー、発見です！！！


悠々流れる大らかな川に
南国のイルミネーション。

マングローブの木だけっていうのが
最後まで不思議でしたが
力強く光るホタルがギュッと木に集まって
本当に綺麗です！！

そうかと思うとホタルをつかまえて
手のひらに乗せてくれるガイドさん！
・・・！ほれてまうやろー！と
突っ込みたいのを我慢しました（オイ！）

とにもかくにも、
雨雲が行き先を変えてくれたようで
雨に降られずすんだことにも感謝です！
（とても口に出して言えませんでしたが
川の向こうに見えた稲妻は幻想的でした）

あぁ、ものすごくいいものを
見ることができました。

このホタルと星のコントラストは絶対オススメ！と
最後の最後までテンションバリバリで
ホーチミンへと戻った夜でありました。